東大阪市で3階建て住宅の外壁塗装と屋上防水工事で雨漏りも解消
今回ご紹介するのは、東大阪市にある3階建て住宅の外壁塗装工事と屋上防水工事の施工事例です。
外壁にはALCが使用されており、屋上には太陽光温水器がありました。
外壁や基礎部分にはクラックが多数発生しており、屋上も笠木、パラペット部分の劣化が激しいため左官補修が必要です。
施工前は3階の一室で雨漏りの跡がありましたが、雨漏りの原因は、この酷く劣化した屋上からだと思われます。
自宅を建てられてから行ったメンテナンスは20年前に弊社で行った外壁塗装工事のみとの事でしたので全体的なメンテナンス不足が原因です。
工事内容 | 外壁塗装 防水工事 |
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リフォーム期間 | 14日間 |
価格 | 【工事内容のまとめ】 足場架設工事:約39万 下地調整工事:約45万 外壁塗装工事:約99万 付帯部塗装 :約15万 屋上防水工事:約85万 以上工事総額:約300万円(税込) |
お客様名 | S様 |
市町村名 | 東大阪市 |
外壁と屋上の施工前の状態
ALC外壁は軽量で耐火性・耐久性・断熱性が高い優秀な外壁材です。
ですが1枚1枚がパネル状になっておりそれを組み合わせているためどうしても多数の目地があり、目地部分にはクラックが発生しやすいす。
その為サイディング外壁同様に定期的なシーリング工事が必要なのですが20年前からなんのメンテナンスも行っていないとの事でしたので目地部分などに多数のクラックが発生してしまっていました。
ドレンは花壇、温水器はジャッキアップの必要あり
屋上には縦型ドレンが3箇所ありましたが1箇所は完全に花壇の様になってしまっていますね。
こうなってはここのドレンに正常な排水機能はありません。
更に屋上には太陽光の温水器が設置されていたため、屋上防水に取り掛かる際はジャッキアップしなければなりません。
ジャッキアップ代の追加費用がで約35000円程かかります。
外壁のシーリング工事、クラック補修を行います
サッシ廻りと外壁目地にシーリングを増し打ちしていきます。
サッシには養生を行い材料がサッシに付着するのを防止しています。
今回使用するシーリング材はノンブリードタイプの物を使用するため塗装前にシール工事を行っても問題はありませんが、ノンブリードタイプではないシーリング材を使用する場合は、かならず塗装後にしか施工できないので注意が必要です。
屋上は塩ビシート絶縁工法で施工します
屋上はパラペット、笠木部分の補修工事を行ってから全体に塩ビシートを使用した絶縁工法で防水工事を行います。
塩ビシート絶縁工法の最大の特徴は「下地の状態を選ばない」という点ではないでしょうか?絶縁工法では直接下地にシートを密着させな為、下地の状態が多少悪くても施工が可能です。
下地の状態が防水性に影響することもありません。
シート防水の絶縁工法は熱溶着がメイン
主にシートを密着させる方法はディスクヒーターとライスターという機械を使用して熱でシートを溶かして密着させる方法がメインです。
まず始めに下地調整を行い、絶縁シートを全体に敷き詰めます。
その絶縁シートにディスクと呼ばれる部材を取付たら塩ビシートを敷き
先に取り付けたディスクを熱で温めて塩ビシートを密着させます。
シート防水は施工方法が複雑
ドレンには改修用ドレンを取付ます。
入隅・出隅には鋼板が取り付けられており、複数のシートがぶつかり合うため、その分繋ぎ目が多くなります。
繋ぎ目は雨水の侵入箇所になりやすいので、更に上からコーナーパッチと
呼ばれる丸くカットされた塩ビシートをライスターで溶着します。
外壁と鉄部の塗装に入ります
外壁の下塗りと鉄部の錆止め塗装
外壁下塗り
外壁の下塗りと鉄部の下塗りを行います。
鉄部下塗り(錆止め)
鉄部は事前に下地調整としてケレンを行い、落とせる錆を落とし細かな傷をつけ塗料の密着性を上げる作業を行っています。
下地調整が終了したら下塗りとして錆止めを塗っていきます。
こうして無事に外壁塗装工事と屋上防水工事が終了しました。
途中、雨が続いたことなどもあり、予定よりも工期が少し伸びてしまいましたが無事に終了して一安心です。
雨漏りも止まり、お客様にもご満足いただけました!